仁和寺からのお知らせ
ご案内
18/10/04

霊宝館「秋季名宝展」開催について

ごあいさつ
 この名宝展では『仁和寺の密教美術~さまざまな仏の姿』と題して開催致します。
 仁和寺は仁和四年(八八八)宇多天皇により創建され、後に天皇自身も落飾(出家)し、法皇そして仁和寺第一世となります。さらには仁和寺内に僧坊としての御室と念誦堂としての円堂を建立し、崩御される承平元年(九三一)までこの地で過ごしました。円堂は後に焼失し、再建されることはありませんでしたが、法皇が残した円堂の本尊は愛染明王であった事が『別尊雑記』などに記されています。よって今回は、宇多法皇の肖像画と共に円堂や愛染明王に関する資料を公開します。
 また仁和寺では孔雀経法を大事にしてきました。この孔雀経法は平安時代以降、仁和寺の歴代御室(門跡)が独占的に行っており「真言教の奥義」「広沢(仁和寺)無双の大法」などとも呼ばれ最重要視されてきました。今回は仁和寺に伝わる複数の孔雀明王像から、それぞれの画像の特徴やその意味を知っていただけるような内容となっております。
 さらには、今秋仁和寺金堂裏堂の五大明王初公開に際し、霊宝館においても五大明王像をはじめ金堂に関する資料を展示致します。他にも創建時の本尊である阿弥陀三尊像や密教法具、埋蔵経など約六十件を公開します。創建から一一三〇年を迎えた仁和寺の、密教美術の数々を是非ご覧下さい。

【主な展示作品】
国宝 阿弥陀三尊像(平安時代)
国宝 御室相承記(鎌倉時代)
重文 孔雀経(平安時代)
重文 多聞天像(平安時代)
重文 銅板経(平安時代)
   愛染明王像(室町時代) 
   大日経 (江戸時代)
金剛頂経(江戸時代)